食品成分分析なら機能性植物研究所へ:食品の成分・栄養成分検査の会社

2025年6月17日

食品成分分析なら機能性植物研究所:必要な栄養成分検査サービスを提供し、安心・安全な食品表示をサポートします。

食品成分分析のエキスパート:機能性植物研究所の総合分析サービス情報

食品成分分析

「外部の検査機関って、どこに相談すればよいか迷う」

「行政に提出できる分析データを短納期で揃えたい」

このような品質保証担当者の悩みは、機能性植物研究所が最新機器と公定法ベースの総合分析サービスで解決します。

本記事では五成分分析の手順、栄養成分表示・機能性表示食品の必須試験、結果活用法まで徹底解説。製品開発をスムーズに進めるためのヒントをお届けします。

食品成分分析とは?

食品成分分析は、食品に含まれる栄養素・有害物質・機能性成分を科学的に測定し、品質と安全性を保証するための必須プロセスです。

食品成分分析の基本項目と検査方法

五成分分析とは?

食品分析の基本である「五成分分析」は、栄養成分表示や品質評価の基盤となります。

これは以下の5つの主要成分に対する定量分析で構成されています。

【1】水分(Moisture)

目的:保存性、食感、重量の把握
代表的な分析法:恒量乾燥法
 一定温度で試料を加熱乾燥し、質量が一定になるまで乾燥を繰り返すことで水分量を測定、通常105℃で加熱

【2】灰分(Ash)

目的:無機質(ミネラル)総量の評価
代表的な分析法:灰化法
 有機物を焼却して除去し、残った無機物(灰)を定量、通常は550〜600℃で加熱

【3】たんぱく質(Protein)

目的:栄養価の評価・食品機能性分析
代表的な分析法:ケルダール法
 試料中の窒素含有量を測定し、一定の換算係数(一般に6.25)をかけてたんぱく質量を算出、化学的な分解→蒸留→滴定の工程を含む。

【4】脂質(Fat)

目的:エネルギー源・品質評価・酸化安定性の把握
代表的な分析法:ソックスレー抽出法
 有機溶媒(エーテルなど)を使って試料から脂質成分を抽出・回収し、重量を測定

【5】炭水化物(Carbohydrate)

目的:エネルギー量の計算・食品構成要素の推定
代表的な分析法:差し引き法(by difference)
 上記の成分(=水分、灰分、たんぱく質、脂質)を合計し、100%から差し引いた値を炭水化物とする。直接的な測定ではないため推定値

その他の理化学検査

五成分分析に加え、食品の風味・保存性・微生物影響を評価するために、以下の検査も併用されます

 pH測定:酸性・アルカリ性の度合い(腐敗・変質の指標)
 塩分濃度:浸透圧・風味・保存性の把握に重要

機能性植物研究所の分析技術と対応可能な成分

当研究所は HPLC、HPLC-MS/MS など多彩なハイエンド機器を完備。ポリフェノール、カロテノイド、オリゴ糖、アミノ酸、ビタミン類まで幅広い成分を微量レベルで定量できます。

熟練の分析担当者が試料特性に合わせて、前処理プロセスを最適化し、添加回収試験や標準物質を用いた厳格な精度管理で再現性の高いデータを提供します。

食品分析における日本の法規制と必要な検査

食品表示法・食品衛生法・健康増進法など日本の関連法規では、表示義務のある栄養成分やアレルゲン、重金属、残留農薬などの検査基準が定められています。

栄養成分表示のための分析はどのように行われる?

栄養成分表示は、消費者に食品の健康価値を正確に伝えるための必須情報です。ここでは表示義務五項目を軸に、サンプリングから数値算出までの分析フローと代表的な試験法を解説します。

栄養成分表示に必要な検査項目と分析方法

食品表示基準ではエネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の五項目表示が義務づけられています。

ケルダール法(たんぱく質)、ソックスレー抽出(脂質)、差し引き法または HPLC で炭水化物を定量し、ナトリウムを原子吸光・ICP-OESで測定して食塩相当量に換算します。得られた値に Atwater 係数を掛けエネルギーを計算します。 AOAC/JIS 準拠では、許容誤差±20 %が基準となります。

エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物の分析技術

エネルギーは五成分分析値に Atwater 係数を掛けて算出します。たんぱく質はケルダール法で窒素量を測定し、6.25 換算係数で算出します。

脂質はソックスレー抽出または高速溶媒抽出で抽出残渣を秤量します。炭水化物は差し引き法が標準ですが、糖類を HPLC で個別定量することで表示精度を高めることも可能です。

ビタミン、ミネラル、食物繊維の検査プロセス

任意表示ではあるものの、健康訴求を高めるうえでビタミン・ミネラル・食物繊維の数値は重要です。

水溶性ビタミンは HPLC-UV/蛍光検出(FL)、脂溶性ビタミンは鹼化後、ヘキサン抽出して HPLC-UV/-MS/MS で測定します。ミネラルは ICP-OES または原子吸光で定量可能です。総食物繊維は酵素-重量法(AOAC 2009.01)で可溶・不溶を一括測定します。

機能性表示食品の分析に必要な検査項目は?

機能性表示食品では、「機能性の裏付け」と「安全性」の両輪を証明する追加データが求められます。機能性植物研究所では、機能性成分の定量から関与成分の由来検査までワンストップで対応し、届出書類にそのまま使える報告書を発行します。​

機能性成分の分析と品質検査の重要性

機能性表示では“関与成分が一定量以上含まれている”ことを示す定量データが必須です。

当研究所では、HPLC-MS/MS や HPLC-UV といった公定法・公表法を組み合わせ、ポリフェノール、カロテノイド、イソフラボンなどの機能性成分をロットごとに定量しています。

測定精度の管理としては、一般に回収率(リカバリー試験)は80~120%検量線の線形性は R² ≧ 0.999 が推奨されており、当研究所でもこれらの基準を参考に、各分析対象に応じた QC 管理範囲を設定しています。

万が一、基準を外れたデータが得られた場合には、再分析を実施し、原因の特定と対処を行います。
このようなプロセスを通じて、ロット間のばらつきを最小限に抑え、一貫した製品品質の維持を図っています。

食品成分検査の結果はどのように活用できる?

成分分析の数値の活用法は、主に「消費者への情報提供」「栄養成分表示の法的対応」「製品開発・品質保証」の3点です。ここでは、実務担当者がすぐ使える活用法と公的ガイドラインをご紹介します。

消費者向け情報提供としての成分分析結果の活用法

消費者庁はリーフレットや動画で 「栄養成分表示を健康づくりに役立てよう」 と周知しており、エネルギーや食塩相当量などを比較して商品選択する行動が推奨されています。

そのため、企業側は分析結果をウェブサイトやパッケージ QR に掲載することで、購入決定を後押ししながら透明性を高めることが可能です。

とくに減塩・高たんぱくなどの訴求では、根拠データを図表で示すと理解度が向上することが自治体の消費者教育マニュアルでも報告されています。

食品表示法に基づいた栄養成分表示への応用

食品表示基準では、熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量の5項目を表示し、表示値は分析値または計算値が許容差±20 %以内に収まることが求められます。

熱量の計算には Atwater 係数(4 kcal/g・9 kcal/g・4 kcal/g)が使用されるのが基本で、推定値を用いる場合は根拠資料を5年間保管し「推定値」または「目安」の文言を併記する必要があります。

分析を行わずに日本食品標準成分表や原料メーカーの値で算出しても構いませんが、表示値が許容差を超えると是正指導の対象になるため、上市前に公定法での検証分析を行う企業が増えています。

製品開発と品質管理における分析データの重要性

製品開発では、分析値が目標配合や機能性設計の妥当性を示す“設計図”となり、数値を基に配合・乾燥条件を微調整することで歩留まり向上や成分保持が可能です。

品質管理では、 HACCP や JFS-B が求める工程検証・トレンド解析の根拠データとなり、ロットごとのばらつきや劣化兆候を早期に検知して規格外ロスを削減できます。

つまり、分析データは開発スピードと安定供給を同時に支える“健康診断書”という重要な役割を果たしています。

機能性植物研究所は迅速な対応と正確な分析結果を提供します

「最短の納期で正確なデータを取りたい」

「法規制に通じる品質を担保したい」

このような要望にワンストップで応えるのが機能性植物研究所です。

まずはお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。



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